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ぎっくり腰

ドイツ語では”魔女の一撃”と言われています。突然の予期しない衝撃からそう呼ばれているそうです。ぎっくり腰とは大雑把に言うと急な腰の痛みのことであり、正式名称は”急性腰痛症”です。

悩み:急に腰が痛くなった。痛みが強くて立てない、歩けない、動けない。


一般的な治療方法:安静、鎮痛剤。


上記までは、他のWebページにも同じような内容が沢山掲載されていますので、そちらをご参照ください。



当院での考え:まず何が原因の急性腰痛であるかを検討する必要があります。多くの場合、いわゆる腰の筋肉の肉離れが考えられます。稀に靱帯損傷や、神経の損傷または絞扼(こうやく=締め付けられている状態)が起こることがあります。


整体などでバキッとやったら良くなった!など嘘のような話を聞くこともありますが、おそらくこれは、稀に起きている神経や筋肉が挟み込まれているような状態が急激に動かされたことによって解けた事によるものかと思われます。

このように良くなるのは非常に稀です。多くは上記の肉離れの状態だと思われます。


肉離れとは筋挫傷、つまり筋肉が傷ついた状態のことを主に指しますが、必ずしも損傷しているわけではないこともあります。何らかの原因で筋肉がつっているような状態が続いていることもあります。


痛みが強く、筋肉の損傷が大きいことが予測される場合、やはり安静が第一選択となります。鎮痛剤を使用するのも良いと思われます。


長く寝ていると、周りの筋肉が固まってきてしまい、二次的な障害を及ぼすこともありますので、少し動けるようになってきたら痛みが許す範囲で動かしていきます。


腰痛が強い方はうつ伏せ姿勢がつらくなってしまう場合が多いため、当院では抱きまくらを使用しての横向きから施術を行っていきます。


状態に合わせて手技や鍼治療を行っていくと、徐々に周囲の筋肉がほぐれ、動きやすくなってきます。ただし、筋肉の損傷が疑われる場合、良くなってきても油断は禁物です。


筋肉が回復するまでの間はなるべく休ませたほうが良いので、どうしても動かなければならない場合はコルセットの使用をおすすめします。


現在の状況に合わせた施術と運動で早期回復を目指していきます。

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