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高校野球 ピッチャー

強豪校の多い神奈川県のなかでは弱小と言っても良いような高校のエースピッチャーが肘の痛みを訴えてご来院されました。

夏の大会間近のことでした。

3年生の彼にとっては最後の大会。

今後のことを尋ねると、大会が終わったら野球はもう辞めるとのことでした。


肘の痛みはそこそこ強く、ピッチングすることにも影響が出ていました。

チェックしてみると、よくプロ野球のピッチャーが痛めているような肘の靭帯損傷ではなく、上腕部の筋肉である上腕三頭筋の筋や腱の問題であることが疑われました。


そのあたりから肩、体幹部にかけてほぐし、患部には鍼治療を行いました。

かなり痛みが軽減され、これなら投げれそうという感じでした。

通常であれば投球フォームのチェックや指導をするところですが、大会間近にフォームなどをいじるべきではないと考え、プレイ前後のセルフケア指導にとどめました。


継続してご来院してもらいつつ迎えた夏の大会。

1回戦は順当に勝ち上がり、2回戦では県内でもベスト4〜8に入るような強豪と対戦することになってしまいました。

おそらくこの試合で引退になるであろうという試合。


彼は一人で試合を投げきり、弱小高校ながら強豪校を4点に抑える好投。さらに自らタイムリーヒットを打ち、1点を返すことにも成功しました!


結果は4−1と負けてはしまいましたが、間違いなく彼のベストパフォーマンスが出せた試合でした。


しばらく後、報告を兼ねてまたご来院してくれた際にさらに嬉しい報告が。

実はその試合を見ていた強豪大学から声がかかったとのこと!

せっかくなので、その話を受け、大学に進学して野球を続けることにしたそうです。

高校野球で終わるはずだった野球の道が更に先に繋がりました。


鳥肌が立つような嬉しい報告に、やはりスポーツには夢があるということを再実感した瞬間でした。

この仕事を通じて少しでもお役に立てたかと思うと非常に嬉しく、誇らしい気持ちになりました。

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