2021年11月17日

ジャンパーズニー(膝蓋靱帯炎)

バレーやバスケットボール選手に多いこの症状。繰り返すランニングやジャンプ動作にて発症することが多いです。

悩み:膝の前が痛くて、走れない・跳べない。

一般的な治療方法:運動の休止、大腿四頭筋のストレッチ、患部の鎮痛消炎(Icingや湿布)

上記までは、他のWebページにも同じような内容が沢山掲載されていますので、そちらをご参照ください。

当院での考え:根本的な体の使い方、具体的には動いている重心の位置に着目します。

膝の前が痛くなるこの症状は、腿の前の筋肉である大腿四頭筋に過度の負荷がかかっていることが原因と考えられています。

なぜ過度な負荷になってしまっているか?ということを考えると、ほとんどの場合、腿の後ろ側やお尻の筋肉がうまく使えていない状態にあります。

柔軟性の欠如なのか、使い方の癖なのか、以前のケガが原因になっているのかなど、その方によって様々な原因が考えられます。

まず施術によってお尻や腿の周りの筋肉を、使える状態にします。

次にコンディショニングトレーニングを行うことで、根本的な体の使い方にアプローチします。

もちろん、痛みが出ている場所への施術も行いますが、それで痛みが解消しただけでは再び痛みが発生してしまいますので、発生メカニズムに対しての改善が必要となります。

痛みへのセルフケア、体の使い方に対しての運動指導を宿題とし、終了となります。

症状の出方や痛みの強さなどに応じて、スポーツとの付き合い方をご説明いたします。現状ではまだプレイしないほうが良いのか、どうしてもプレイしなければならないのであればどのようにしたら可能なのか等、お話させていただきます。